Lomography Lomokino Super 35 その2 撮影編

LomoKinoで撮影したい! 屋外へGO! まずは失敗の少ない昼間の屋外に出て、好きなものを撮ってみよう。 動く物は定点撮影で、横振りくらいのカメラ移動。動かない物は左右上下前後にカメラを動かして、自分も移動して撮影。車や船など移動体に乗って撮るのもいい。遊び方は無限大なので、いろいろ実験してみよう。 なお、ミニ三脚などで持ち手を付けると格段に撮りやすくなるのでオススメ。ハンドルを回すともれなく手ブレするのがかなり抑えられる。 LomoKinoの撮影スタイルは2通り その1 ファインダーを覗き込む それでは詳しい撮り方を見ていこう。 その1・ファインダーを覗き込んで撮るパターン。上部に畳まれている金属パーツがファインダーだ。すぐ横に出ている小さなつまみを前へスライドすると、パカッと2個のパーツが立ち上がる。 ここに後ろ側から目を近づけて覗き、左手で本体を支え、右手で巻き上げレバーをカリカリ回していく。撮る姿はまるで往年の映画監督のようになる。その姿もまた絵になるので、誰かに撮影してもらいたくなるかも。 その2 スポーツファインダー ファインダーを成す2個の金属パーツのうち、後ろ側の1個だけを倒して畳んでしまおう。これでスポーツファインダーになる。 スポーツファインダーは、犬や船など動く物を追いかける撮影に向いている。 写真で、前側のパーツの枠内に小さく手が映っているのがわかるだろうか。この小さなガラスのスクリーンに映る映像を見ながら、大体の構図をとらえて撮影するスタイルだ。 小さいので離れすぎるとよくわからなくなるが、目を近づける必要がないので大きく状況を捉えられる。 ファインダーで注意すること なお、いずれのスタイルでもファインダーは大体の目安でしかない。フィルムに撮影しているレンズそのものとファインダーとの間には、多かれ少なかれズレが生じる。 具体的に言うと、目では見えていたはずの画面の端が撮影された映像では入りきっていなかった…ということもありうる。どうしても映像にとらえておきたい被写体は、真ん中付近に配置すると良い。 LomoKinoで撮影しよう ぐるぐる回すだけ 撮影作業自体はとてもシンプル。本体右側のレバーをぐるぐる右回しするだけだ。 前述の撮影スタイルその1かその2で構図と被写体を捉えながら、本体を左手でがっちり構えて右手で回そう。回すと1コマ撮影ごとにカリッと鳴る。連続して回すとカリッカリッカリッと鳴り、どんどんコマが撮影されてフィルムも送られていく。 注意:回すのが速過ぎると失敗しやすい! 撮影作業自体は簡単だが、重要なのはカリカリ回すスピードだ。とにかく、速過ぎると失敗の元になり、コマ間が異常に空いたり、うまくフィルム送りできずコマが重なったりしてしまう。落ち着いて撮ろう。 一般的な映画やアニメ等は1秒間に24コマというものすごいハイペースでフィルムが回るものだが、ロモキノはもっとずっと遅いペースで撮るカメラだ。速さの限界は具体的には1秒間に1カリか2カリくらいのペース。BPMで言うと80BPMくらいだろうか。エモく言うと心臓の脈拍くらいのペースになる。タン、 タン、  タン、  タン、 という感じで、気持ちゆっくりいこう。 なお、遅く回すぶんにはいくら遅くても失敗の原因にはならない。極端な話、カリッと1コマずつ、バラバラに撮ることもできる。 絞り設定は[F5.6][F8][F11]の三択 スイッチ切り替え ロモキノには明るさ設定があり2枚羽根の絞り機能が搭載されている。本体手前の[5.6〜8〜11]というスライドスイッチでF値を切り替え可能。 場の明るさで使い分けよう 「曇り〜晴れ→ 5.6」 「晴れ〜快晴→ 8」 「快晴や海辺・雪山など眩しいくらいの場所→ 11」 目的で使い分けよう 人物や近くのものは5.6か8でなるべく明るく撮影し、遠景までキリッと写したい時は11にしよう。 上記の「場の明るさ」とこの「目的」では、「場の明るさ」のほうが数値が優先になる。 ただ、フィルムにISO400か800を使っていれば絞りにあまり細かく気を遣う必要はない。手に入りやすさでは400がおすすめ。 ISO100と200はロモキノのレンズには暗すぎて、撮影に失敗することが多い(ほとんど写っていない)。どうしてもそれしか手元にない時は、屋外かつ晴れの時のみ撮影しよう。 室内撮影は日差しの入る窓際までOK 基本的に屋内はNG 室内撮影もロモキノには難しい。直射日光が差し込むくらいの窓辺付近に限れば、室内でも絞り5.6でギリギリいけるだろう。日光は私達が思っている以上にとても強い。 しかし、一般的な照明器具の光はそれと比べると貧弱すぎる。室内撮影は基本的に無理だと思った方がいい。人の目には十分な明るさで、暗所に強いデジカメなら難なく写るような場所でも、ロモキノのレンズにとっては暗すぎてまったく撮れない。 例外として、スタジオ照明のような強烈に明るい光源を用意した室内でなら、撮影は可能だ。 撮影可能な距離は1m~無限遠 接写ボタンを押せば最短0.6mまでOK 撮影距離正面レンズ横に「CLOSE-UP 0.6M」というボタンがある。これが、クローズアップ撮影(接写)をしたい時に押し込むボタンだ。撮る間は押し込み続けている必要がある。一回押すと切り替わるとかではないので注意。 なお、クローズアップ(接近)と言っても、書いてあるとおり0.6mでつまり最短60cmまで。それ以上被写体ににじりよると、ぼやけて写る。人物や小さいものを撮影しようとしているとつい60cmよりも近づきすぎることが多い。気をつけよう。 普段、ボタンを押していない時の最短撮影距離は1mから。被写体とは1m以上離れていればOK。最長のほうは限界はなく、無限遠までOKのパンフォーカスだ。 ロモキノにピント合わせはない […]

Lomography Lomokino Super 35 その1 フィルムの入れ方編

レトロなアナログムービーカメラ! ◇Lomography公式サイト https://shop.lomography.com/jp/cameras/lomokino-family/lomokino-1134 2011年発売。一般的な135mmフィルムを使用して、最大144フレームを撮影可能。 Lo-fiなエフェクト満載の、動画のように写真が撮れる類を見ないカメラ。 三脚穴に三脚を取り付けて安定した本格的な撮影もできるし、ホットシューにフラッシュを接続してフラッシュ撮影もできる。 ロモキノを何に使う? スマホでは切り取れない連続した世界。中央部は明るく鮮明に、周辺部は暗く曖昧に映す独特なアナログ感満載のレンズ。この事を頭に入れて動きの有るものをフィルムに焼き付けよう! 最大の特徴は、やはりどんな135mmフィルムでも使用可能なところだ。さまざまなカラーネガフィルムは言うに及ばず、クロスプロセスフィルムやレッドスケールも、クラシックなモノクロフィルムも使える。 露出設定に気を使う必要があるが、ポジフィルムも出来上がりが美しい。フィルムそのものが世界に二つとない作品となる。 歴史あるこれらのフィルムが映し出す独特な世界の色味は、画一的なデジタルとは段違いに深い。利便性ならスマホやデジタルビデオカメラ、映像美とアナログ感ある手触りを楽しむならロモキノと、使い分けるのが理想的だ。 唯一無二のこのカメラ、あなたのアイディア次第で可能性は無限です。 使用フィルムの選び方 ISOは400がお勧め! フィルムはネガフィルムの通常使用だとISO400がオススメ。 日陰など暗めな場所ならISO800 快晴の海辺や雪山や屋外のように太陽光が強烈な場所はISO100か200を使おう。 ロモキノの裏蓋の開け方 プラスチック製の軽い本体は扱いも簡単だ。 本体両側面にあるボタンを、同時に両側とも押すと、パカンと真っ二つに分かれる。本体下にも爪があるので下側を少し押す気味にすると開けやすい。 後ろ半身には上と下にフィルムの入る部屋があり、上のほうにフィルムのパトローネ(金属筒部分)が収まる。 ロモキノのフィルムの入れ方 慣れれば簡単 フィルム装填はまず後ろ側の半身を使っていこう。 左側面の小さな巻き戻しクランクを立ち上げて、ゆっくり回しながら引っ張り上げる。どこかでカコン! と根元が一段持ち上がるはずだ。引き上げるための力をぐっと入れつつ、しかしあまり勢いなどはつけないで、丁寧に引っ張りながら回すのがコツ。無理にやりすぎるとプラスチックなので壊れる可能性もあるので丁寧に! まずパトローネからフィルム(茶色で薄くて伸びている部分)を少しだけ引き出しておく。 そして写真のようにフィルム先端をバーの下にくぐらせて、上の部屋にフィルムパトローネをスッポリと収める。 フィルムを少し引き出して伸ばす。 フィルムの先端を下の部屋の中心にある軸の、狭い隙間にしっかり差し込む。 写真では少々わかりづらいが、軸自体に隙間がある。 巻き上げクランクを1〜2回ほど右回転してみる。フィルムがうまく軸に巻き取られていけばOK。 巻き取られず先端が外れてしまう場合は、軸の隙間にしっかり差し込み直してみよう。 無事巻き取られているようなら蓋をしよう。 この時フィルムがピタッと張らず、少したわんだ感じのままになるが仕様なので大丈夫(説明書にも書いてある)。蓋をすれば圧着される。 はじめに分割した前半身をパチンとはめ込む。 しっかり合体したら、右側の大きい巻き上げクランクの方を少しカリカリ巻いてみよう。 しばらく巻いているうちに左側の小さい巻き戻しクランクも連動して回り始めるようならOK。フィルムがちゃんと巻き上がっている証拠だ。これで撮影準備が完了! (もしも動かなかったらフィルムが巻き上げられていないということなので、フィルムの先端を下の部屋の軸に差し込むあたりからやり直し) ロモキノで撮影しよう シャッターボタンはない! ロモキノはフィルム巻き上げクランクとシャッターとが一体化している。よって普通のカメラにあるようなシャッターボタンというものは存在しない。巻き上げるのと同時にどんどんシャッターが切られていく仕組みになっている。 端的に言えば、撮りたい物の前でとにかく巻き上げクランクをぐるぐる巻いていくだけになる。 詳しい撮影の仕方はその2へつづく。 ロモキノのフィルム残量の見方 アナログなフィルム残量計 左側面下にFULL-EMPTYと書かれた窓がある。撮影すると右側の白い残量バーが減っていき(左から次第に赤いバーが伸びていくようにも見える)、白い残量がなくなって全体が赤くなるとフィルムの撮り終わり。 なお、フィルムを装填したばかりでまだ撮っていない時でも、全体が真っ白ではなく左端に若干赤い部分がある。特に動作不良ではなく、そういう仕様である様子。 とびだす警告板 残りフィルムがなくなると、上部に小さな赤い板のような警告板が突き出てくる。 こちらは撮影途中でも目立つ位置なので気づきやすい。