AGFA PHOTO Analogue Photo Camera アナログフォトカメラの使い方 その2 撮り方とフィルムの取り出し方

単四電池を入れよう フラッシュ撮影に電池が必要 AGFA PHOTO アナログフォトカメラは、レンズ自体がF9という暗めのレンズになっている。なるべくフラッシュを焚いて撮ったほうがよい。撮影に出る前に電池を入れておこう。 また、しばらく使わないときは念のため電池を外しておくようにしよう。古くなった電池からの液漏れによるカメラの汚損を防ぐことができる。 電池蓋の内側に+と-の表示がある。向きを確認して単四電池を1本入れる。 フラッシュ光のON/OFFと使い方 本体正面右側にフラッシュのON/OFFスライドスイッチがある。左へスライドした状態はOFF。一般的にカメラにおいて「フラッシュ」を示す稲妻のマークに、斜めに打ち消す線が入り、光らないことを示している。 フラッシュのスイッチを右にスライドすると、稲妻だけのマークとなる。単四電池からフラッシュ内部へ電気が一時的にチャージされ、上の小さな赤いLEDが点く。点くまでのチャージ時間は電池の状態によるが、5秒くらいかかることもある。 赤色LEDが点いている状態でシャッターボタンを押すと、強い閃光が発される。 フィルムカメラは基本的に暗い場所の撮影には弱い。室内、暗い場所、曇りの日や日陰になる場所などではフラッシュありで撮影をしたほうが良い。あまり特殊なものととらえず、積極的に使っていこう。 ただし動物園など生き物の保護のためにフラッシュ撮影を禁止しているような場所もある。フラッシュ禁止の場では使わないように気をつけよう。 アナログフォトカメラでの撮り方 撮影可能な最短距離は1mから! まず、スマートフォンのカメラなどとは違ってあまり接写はできないので注意しよう。最短でも被写体と1m離れる必要がある。 近づきすぎるといわゆるピンボケ写真になる。あまり小さい物を撮るのには向かないので、ある程度大きい物を撮ろう。 距離の遠いほうは無限遠まで可能。山でも空でも、遠いものはいくらでも遠くてかまわない。 基本的には撮りたいものにカメラを向け、真ん中上のビューファインダーに目を近づけて覗き、構図を決める。なおビューファインダーと撮影用のレンズは別となっているため、たとえばビューファインダー上は問題なくとも撮影用のレンズに指が乗っていたりカメラストラップや髪がかかっていたりするのが見えず気がつかないこともある。念のため撮影用レンズのほうも確認しよう。 足元も、安定して立てる場所を選ぼう。ファインダーを覗くのに夢中になりすぎると、足元をよく見ておらず転ぶこともあるので気をつけたい。 手ブレを防ぐために両手でしっかりカメラを支え、グラグラしないよう両腕の両脇を締めるのが基本姿勢。撮影状況にもよるが以上のことに気をつけたうえで、右上の赤いシャッターボタンを押そう。バチンと手応えがあればシャッターが切れている。 フラッシュありで撮影したい時は、上の項の説明にあるとおりフラッシュのスイッチをONにし、赤色LED点灯の状態でシャッターボタンを押す。 一枚撮ったら、次の一枚を撮る前に右上の巻き上げダイヤルを回していく。止まるところまでしばらく回すと、次のシャッターが切れるようになる。 巻き上げと巻き戻しが連動して回っているか確認 巻き上げダイアルを回す際、巻き戻しクランクが連動して回るかどうかも確認しておこう。連動しているようならフィルムは正常に巻き上げられている。 もし、5枚くらい撮り進めても巻き戻しクランクがまったく動かないようだと、フィルム先端がうまくスプールに留まらずフィルムが巻き上がっていない可能性が高い。その場合は一旦フィルムを全部巻き戻し、装填し直すのがよい。 フィルム残数はフィルムカウンターで確認 赤いシャッターボタンの前に、フィルムカウンターの窓がある。撮影して巻き上げダイアルを回すごとに、数字が増えていく。スペースの都合で省略されているが1と3の間にある・は2を示す。(1・3・5・7…と表示されているが、1234567…ということ) 36枚撮りのフィルムを使い切るとE(Empty=残り0)になる。 24枚撮りの場合は、Eは表示されないがカウンター24のあたりでフィルムはもうなくなる。 フィルムの残りがなくなると巻き上げダイアルを回しても回らなくなるので、それ以上巻こうとしないこと。フィルムがちぎれてしまう。 アナログフォトカメラのフィルムの取り出し方 まずはフィルムを巻き戻そう とりあえず気をつけたいのは、直ぐに裏蓋を開けてはならないということ。フィルムカメラで撮り終わったフィルムは基本的にまず巻き戻し作業が先にあって、最後にようやく裏蓋を開けて取り出すようになっている。 底面の左の方にある、小さい黒いボタンを確認しよう。これがまず、フィルムを巻き戻す前に押すボタンだ。指先で押し込むと、内部でフィルム固定に使われているロックが解除される。巻き戻しが可能になる。 上部にある巻き戻しクランクを起こして、矢印の書いてある通りに右回ししていく。あまり早く巻くとフィルムの強度が耐えきれずちぎれたり破損したりすることがあるので、丁寧に回そう。 ずっと巻いていると、どこかでカタッとフィルム端の外れる音がして、そのあと急激に巻き上げの手応えが軽くなる。そうなったら巻き上げ終了。ただし念のため、もう2〜3回は巻き上げクランクを回して、確実に軽くなったことを確認しておこう。 巻き上げが終わったら、いよいよ裏蓋を開ける。巻き上げクランクを指でつかんで引き上げよう。少し固いが、うまく垂直に引き上げるようにすると、引き上げと同時に裏蓋のロックがはずれて裏蓋が開く。フィルムパトローネを取り出したら、終わり。あとは[郵送フィルム現像コース]を購入の上、フィルムを梱包して郵送しよう。 [現像+データ]:カラーネガ135mmフィルム【フル】 [現像+プリント+データ]:カラーネガ135mmフィルム【フル】 【フィルム郵送現像をご注文の方向け】梱包&郵送の説明はこちら!

AGFA PHOTO Analogue Photo Camera アナログフォトカメラの使い方 その1 フィルムの入れ方

ドイツらしいモダンでおしゃれなコンパクトフィルムカメラ 「アグファフォト アナログフォトカメラ」は、フィルムカメラを初めて使うライトユーザーからマニュアル式フィルムカメラに精通した人まで、誰でも手軽に楽しんでもらえる35mmフィルムカメラだ。 メーカーはAGFA PHOTO、ドイツ企業。AGFAの名前はフィルムやカメラのメーカーとして記憶にある人もいるだろう。かつてのAGFAのブランドの写真事業を正当に引き継いだのが現在のAGFA PHOTOである。 フォーカスは固定で1mから無限遠まで撮影可能。コンパクトながらフラッシュも内蔵しているので、暗い場所でも明るく綺麗に撮影できる。(フラッシュ用に単4電池を1本使用) シャッタースピードと絞りは固定になっており変更することはできない。絞りF9のレンズはやや暗いため、日陰や曇り程度でも薄暗い場ならばなるべくフラッシュを焚くのがおすすめ。真っ暗で何も写っていないような失敗写真は避けることができる。 同じ理由から、使用フィルムはカラーでもモノクロでもISO200から800を推奨。ISO100は避けたい。できればISO400以上を使おう。 ◇仕様商品名 AGFA Photo Analogue Photo Cameraカラー レッド, ブラウン使用フィルム 135フィルム(35mmフィルム)搭載レンズ 31mmレンズ絞り F9(固定絞り)撮影可能距離 1m~∞シャッター速度 1/120秒使用電池 単四アルカリ乾電池 1個使用 AGFA PHOTOロゴ入りのぴったりサイズの専用ポーチと、ハンドストラップが同梱されているのが結構うれしいところ。フラッシュ用の単四電池1個は付属していないため別で用意する必要がある。 新品のフィルムカメラは選択肢が少ないので、このカメラの男女問わず持つことができて好感度の高いデザイン性はとても評価したい。それ本来のカメラ機能だけではなく、たとえばスマートフォンやチェキで自撮りをするような時の手持ちアクセントとして、また撮影時に小物として写すことで旅先へ「出かけている」ということを表すアイコンとして活躍できるはずである。 AGFA PHOTO アナログフォトカメラのフィルムの入れ方 まずは大事なフィルムの持ち方確認から。フィルムを扱う際は、金属製パトローネ本体を持つように。 フィルム先端をつかんでぶら下げないこと。巻いてある中身が飛び出してしまう。 アナログフォトカメラ背面側の各部名称 まずは裏蓋を開けよう (裏蓋を開ける際は撮りかけのフィルムが入ったままではないか、念のため毎回確認すること。) 背面から見て左側面にスライドレバーがある。若干固いが、押し下げると裏蓋のロックが解除されて開けられるようになる。 裏蓋が大きく横に開く。 上部の巻き上げクランクを爪先などで引き起こす。 そのクランクを指で持って垂直に上へ引き上げる。一段上に伸びる。 フィルムパトローネの平らな方を上、出っ張りのある方を下にして、左の空間に塡め込む。 巻き戻しクランクを下に押し込み、フィルムパトローネを固定する。このとき巻き戻しクランク根元の溝とフィルム底の溝が合っていれば簡単に押し込める。合っていないときは巻き戻しクランクを少し回してずらす。 はじめに引き起こした巻き戻しクランクは倒して、はじめの状態に戻しておこう。 このあとフィルム先端をスプール(軸)に巻きつける作業に入るので、フィルム先端は本体右端に届く程度まで引き出しておく。 これで失敗なし! フィルム装填のポイント ポイント【1】:先端は外れやすいので注意! まずスプールの根元にある小さな歯に、フィルムのパーフォレーション(四角く並んだ小さい穴)がひっかかるように、巻き上げダイヤルを右へ回す。 ポイント【2】:ギア歯とフィルムの噛み合い確認! 中央少し右上にある、フィルム送りギアは要注意。一見地味だが、ここがかみ合っていないと撮影後に一枚も写っていなかったという事故が起こりがち。原因はフィルムがうまく右側へ送られなかったせい。 巻き上げダイヤルを右へ回した時、フィルム送りギアの歯とパーフォレーションがかみ合って、フィルムが右側へ送られているかをよくチェックしよう。 フィルムが歯の上にふわっとかぶさっているだけだと、裏蓋を閉じたあとでうまくスプールへ送られなくなる。 コツとしてはフィルム面を軽く指で押さえておくと、ギア歯から外れにくい。押さえている間にフィルム巻き上げダイヤルを回そう。 巻き上げダイヤルが止まるところまで回したら、一度シャッターボタンをカチリと押す。押すともう一度巻き上げられる。 この回している最中や、回し終えたあと、フィルムがスプールにきちんと巻き取られているか確認しよう。もしもフィルム先端が外れてしまったら、【1】のスプールにひっかけるところからやり直し。 大丈夫そうなら裏蓋を閉める。パチンと奥まで閉め、ロックがかかったか確認。半閉じ注意。 […]