LOMO LC-A その2 撮影準備

LOMO LC-Aの各部名称と主要な機能 よく使うのは距離計レバー 実際の撮影にあたり、必要な機能を見ていこう。おそらくシャッターボタンと距離計レバーを一番よく使うことになるだろう。 絞り設定レバーは基本的にはずっとA(AUTO:自動設定)にしておく。 レンズカバースイッチには3つ機能がある レンズカバースイッチは下面にあり、スライドして開閉を切り替える。開けていないとシャッターボタンが押せないという、安全装置としての機能もある。また、ファインダーのカバー(いわゆるロモ蔵の描かれているところ)もレンズカバーに連動して開閉する。 LOMO LC-Aの電池入れ替え ボタン電池LR44を3個入れる 底の電池蓋を、蓋に描かれている◁の方向に押しながらずらすと開く。LR44が3個必要。透明セロファンのようなテープを引き上げると電池が上がって取り出せる。電池を入れる時もこの透明テープを下に敷いて上に電池を入れる。 うっかり電池切れに要注意!! 電池が切れていると内部のシャッター機構は動かず撮影できない。ところが、電池が切れていてもシャッターボタンを押した時にはいかにもシャッター機構が動いているかのような「カチッ」という音だけはする。このため電池切れに気づかないまま撮影を続け、いざ現像してみると何も撮れていなかったという事故が時々起こる。 撮影時に光るファインダー内の赤いLEDは、電池が切れていると点灯しなくなる。しばらく使っていなかった後などはレンズカバーを開けてシャッターを軽く半押しして、必ず点灯を確認しよう。もしLEDが点かなかったら電池交換すること。 LOMO LC-Aで撮影しよう フィルム巻き上げ→ファインダーで構図決め→シャッターボタン 基本の撮影手順を見ていこう。フィルム巻き上げダイヤルを、止まるところまで回す。レンズカバーを開ける。ファインダーを覗いて撮影したい構図を決める。 ファインダーの中には白い枠線が引かれているので、その中に収まるように被写体を入れること。構図が決まったら、足元を安定させ、両脇を締め、ブレないようカメラをがっちりと固定してシャッターボタンを押し込む。 基本はこれだけだが、距離計レバーの設定の必要がある。下の項を参照。 ファインダー内の赤LEDランプは1OK、2警告 赤いLEDランプ1個(左のみ)が点灯するときは撮影OKの意。2個とも点くときは、暗いので自動でシャッタースピードが30分の1以下になり、手ブレしやすくなるので特にしっかりホールドせよという注意喚起だ。詳しくは下の絞りの項へ。 LC-Aの距離計レバーの使い方 シャッターを押す前に被写体までの距離を設定しよう 撮影したいものが、0.8m、1.5m、3m、無限遠いずれの距離にあるかを目視で決めて、自分で距離計レバーを切り替える。 次々に写真を撮っている時は切り替えを忘れてしまうことがある。毎回シャッターを押す前には距離計に気をつけるようにしよう。 なお0.8mに設定した時は、その距離よりも被写体についつい近づきすぎてピンボケになりがちだ。自分の片腕を伸ばした長さを一度メジャーで測って、距離感覚をつかんでおくと良い。 絞り設定レバーの使い方 基本的にA(自動)でOK 絞り設定レバーはA、つまりAUTOの位置にしておけばLC-Aのセンサーが光量を検知して調整してくれる。気軽にスナップ写真を撮るのであればずっとAのままでかまわない。シャッタースピードは2秒から500分の1秒の間で自動的に変化する。薄暗い時や室内ではシャッタースピードが自動で遅くなるため手ブレに気をつけよう。(ファインダー内の赤いLEDランプの2個目が点くことで手ブレ警告される) なお、A以外の数値はストロボ装着時用になっている。 LC-Aの絞り設定値とストロボ 絞りの数値はストロボ使用時用 ストロボ撮影をする時は、絞りの値をレバーでF値2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16の中から選ぶことができる。この時シャッタースピードは60分の1秒のみの固定となる。根本的にストロボ使用を想定した絞り値なので、ストロボを装着していなくても一応レバーを動かしてこれらの値に切り替えることはできるが、撮影上あまり実用的ではない。 薄暗い時、室内撮影、逆光その他、ストロボを使って被写体を明るくしたい時などは上部のホットシューにストロボを装着しよう。画像はLomography製のもの。 フィルムカウンターで撮影枚数を確認 24枚または36枚まで撮り切ろう 撮影を繰り返して、装填したフィルムの最大枚数までフィルムカウンターの数字が進んだら撮り終わりだ。24枚撮りまたは36枚撮り。 撮り切ると巻き上げダイヤルもこれ以上右に回らなくなる。無理に回そうとするとフィルムがちぎれたりパーフォレーションの穴が破損したりするので注意。 このあとはフィルムをパトローネ内に戻す、巻き戻し作業に入っていく。

LOMO LC-A その1 フィルムの入れ方

伝説になったロシア製スナップカメラ LOMO LC-A 1983年発売。レニングラード光学機器合同(LOMO)による、ロシア製の自動露出の35mm判コンパクトカメラ。後にアーティスティックな写りを見出されたことからロシア以外の国で大きな人気を得たことで有名。発売当時はソ連邦国内だけで年間150万台も販売されていた大衆機。2005年4月末、LOMOでのLC-A生産が終了。2006年からは多重露光等の機能を追加した「LOMO LC-A+」としてロモグラフィー社により、中国に場所を移して生産が再開された。 LC-Aは元は日本製カメラCOSINA CX-2のコピー品として作られたとされている。ただしカメラの外観は似ているが、レンズバリアーの開き方や内部の機構は異なる。 なお前面のLOMOのロゴが目立っているために、このカメラが「ロモ」と呼ばれてしまうことも多い。厳密にはLOMOは前述の通りレニングラード光学機器の略称を表すメーカー名であり、LC-Aがカメラ名。ただしロモの通称も広く使われているため、ロモと言うとこのLC-Aというカメラを指すことがほとんどになる。 カメラとしては軽量で持ち歩きやすく、絞りオートの使いやすいコンパクトカメラ。独特の色味と大きい周辺光量落ち(ケラレ)による絵画的な写りはカメラアーティストに好まれ、今も人気のあるフィルムカメラのひとつ。ISOセッティングは50,100,200,400。上部にホットシューがありストロボも使用可能。 LOMO LC-Aのフィルムの入れ方 まずはフィルムの持ち方 フィルムを扱う際は、金属製パトローネ本体を持つように。 フィルム先端をつかんでぶら下げないこと。巻いてある中身が飛び出してしまう。 LOMO LC-Aのフィルム装填に使う各部名称 LOMO LC-Aの裏蓋の開け方 裏蓋のロックを外そう 巻き戻しクランクの金属パーツを爪先などで引き上げて立て、そのクランクを指で持って垂直に上へ引き上げる。裏蓋を留めていたロックが外れ、裏蓋が大きく開く。 フィルムパトローネを上下逆さまにして、左の空間に塡め込む。巻き戻しクランクを下に押し込んで、フィルムパトローネを固定する。巻き戻しクランク根元の溝とフィルム底の溝が合っていれば簡単に押し込める。合っていないときは巻き戻しクランクを少し回してずらす。巻き戻しクランクの金属パーツは倒して、はじめの状態に戻す。 これで失敗なし! フィルム装填 3つのポイント ポイント【1】:先端は外れやすいので注意! フィルム巻き取り用のスプールには縦長の隙間があり、中に白い軸があるのが見える。縁にパーフォレーション(フィルム端に並んでいる穴)を引っ掛けるための小さな突起もある。この隙間まで、フィルムのベロ(フィルム先端)を伸ばしてきて差し込み、突起にパーフォレーションを引っ掛けてかませる。 LC-Aのフィルムのベロ差し込みはとにかく外れやすい。必ず毎回よく見て確認すること。一見大丈夫そうでも、大丈夫だろうとは思わないでほしい。 フィルム先端は写真のように、隙間の左寄りに挿さる位置取りになる。中心の白い軸が見える。 ポイント【2】:ギア歯とフィルムの噛み合い確認! スプールの左側にあるフィルム送りギアは要注意。一見地味なのだが、ここがかみ合っていないと100%事故が起こる。LC-Aは撮り終えてフィルムを現像してみたら全く写っていなかったという事故が起こりがちだが、その原因の多くはここのせい。 フィルム送りギアの歯とパーフォレーション(フィルムの穴)がかみ合ってフィルムが右へ送られているかを必ずよくチェックすること。フィルムが上にかぶさっているだけだときちんとスプールへ送られない。 コツとしてはギア歯のあたりのフィルム面を軽く指で押さえておくと、ギア歯から外れにくい。その間にフィルム巻き上げダイヤルを回そう。続きは下へ。 フィルム送りギアのあたりのフィルム面を指で押さえたまま、フィルム巻き上げダイヤルを右へ回していこう。 巻き上げダイヤルが止まるところまで回したら、一度シャッターボタンをカチリと押す。(シャッターボタンが押し込めないという時は前面のレンズカバーが閉まっているので、カバーを開けてから押す) この回している最中や、回し終えたあと、フィルムがスプールにきちんと巻き取られているか確認しよう。もしもフィルム先端が外れてしまったら、かませるところからやり直し。 一見大丈夫そうでも外れることがあるので本当によく見て確認してほしい。 OKなら裏蓋を閉める。パチンと奥まで閉め、ロックがかかったか確認。半閉じ注意。 ポイント【3】:フィルムのたわみを取っておく! フィルム巻き上げクランクを優しくゆっくり右回しすると、どこかで軽くカッと手応えがあってフィルムのたわみが取れたのがわかるはず。 もしもうっかり回しすぎて、引っ張りすぎてフィルムのベロが外れてしまったくらいの大きい手応えがあったら、一度裏蓋を開けてベロをスプールに入れるところからやり直す。 最後にカウンターとISO値を合わせよう フィルムカウンター設定 巻き上げダイヤルで止まるまでフィルムを巻き上げてはシャッターボタンを押すのを2~3回繰り返すと、上面のフィルムカウンターが少しずつ動いて数字の[1]に近づいていく。黄色い三角形▽の先端と[1]が並んだら撮影準備完了になる。カウンターは加算式。 この巻き上げとシャッターを繰り返す間、巻き上げダイヤルと巻き戻しクランクの2つが連動するかどうかを必ず確認しておこう。その後、撮影中も時々連動についてチェックしておくと失敗がない。 ASA(ISO)感度を入力 装填したフィルムのISO数値と同じになるよう、カメラ前面右上のASAS数値設定ギアを回す。回すたびに小さい数値表示窓の数値が25→50→100→200→400→25…というように回転して変わる。基本のフィルム装填作業はこれで終わり。その2 撮影準備編へ続く。 http://camera.saisyokukenbi.com/?p=392

Lomography LomoKino Super 35 その3 フィルム取り出し編

撮り終わったらフィルムを巻き上げること 撮り終わりサインを確認しよう ロモキノは公称で36枚撮りフィルムを使って144コマの撮影ができる。撮り終わりが近づくと、上のファインダー横、ホットシュー手前に赤い板が突き出してくる。 また、左側面にあるメーターでも残りフィルム量を表示している。撮っていくとだんだん白いバーが少なくなっていく(赤いバーが伸びていくようにも見える)全体が赤くなる頃に撮り終わり。 巻き上げクランクが急に重くなったら撮影できるのはそこまで、それ以上無理に回しても重ね撮りになってしまう、若しくは最悪の場合フィルムが千切れてしまうので速やかに撮影終了。巻き戻していこう。 フィルムの巻き戻し手順 巻き戻しレバーを起こす 巻き戻しレバーが左側面に畳まれている。爪先で引っ掛けて引き起こそう。 表面に矢印が描いてある通り、右回しにぐるぐると回す。小さなプラスチックパーツなので丁寧に回していこう。あまり素早く乱雑に回してしまうと、フィルムがちぎれる危険も出てくる。 しばらく回して、どこかでカクッと手応えが変わって軽くなったら巻き取り終わり。念のためもう5回くらい回しておくと良い。 両側面のボタンを同時に押さえながら、本体を前半分と後ろ半分に分けるように開ける。 このようにフィルムがすべてパトローネ内に巻き取られていればOK。茶色のフィルムが見当たらなければよい。 万が一うっかりまだフィルムが出たままだった時は、急いで蓋を閉めて、巻き上げの続きを行うこと。 撮り終わったフィルムの取り出し 巻き戻しレバーをつかんで、ゆっくり回しながら上へと少し力を込めて引き出す。フィルムを入れた時と同じ要領。プラスチックパーツを壊さないよう丁寧に作業しよう。 うまくすれば全体がカコンと一段外へ飛び出る。 巻き戻しレバーでパトローネ端がロックされていたのが外れて、取り出せるようになる。 取り出したフィルムは早速フォトデポ彩色兼美の郵送フィルム現像コースへどうぞ! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23358302 フィルム巻き戻しはもっと楽にできる!? 指の痛さを緩和する救世主が降臨 ところでロモキノをはじめ、プラスチックトイカメラの巻き戻しレバーというのは総じて小さい。指の太い男性や、細かい作業が苦手な人には、苦労が大きいところがある。 そんなあなたに朗報、これが秘密兵器「巻上快速」。一見フィルムケースのようだが、穴が空いている。 これをこのように装着して… ぐるぐるぐるぐる! 全く指を痛めることなく、安定して軽快に巻き上げることができる。 蓋のほうも小型ながら同様に使うことができる。 どこで売ってるの? 「巻上快速」は現在非売品となっている。 ただし、当店フォトデポ彩色兼美でロモキノ本体をご購入いただいたり、ロモキノの郵送フィルム現像をご注文いただいたりしたお客様には無料でプレゼントしている。 こんなものが? と思われてしまうかもしれないが、一度使ってみれば便利さがご理解いただけると思う。例えて言うならば、シャープペンシルの芯だけで字を書いていたところに、シャープペンシルの外装部分を手に入れたくらいの違いがある。 巻き戻しの苦労や指の痛みを回避し、少しでも楽に気軽にロモキノライフを送ってもらいたい。 ロモキノ本体のご購入はこちら! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23142369 ロモキノの現像はこちら! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23142369

Lomography Lomokino Super 35 その2 撮影編

LomoKinoで撮影したい! 屋外へGO! まずは失敗の少ない昼間の屋外に出て、好きなものを撮ってみよう。 動く物は定点撮影で、横振りくらいのカメラ移動。動かない物は左右上下前後にカメラを動かして、自分も移動して撮影。車や船など移動体に乗って撮るのもいい。遊び方は無限大なので、いろいろ実験してみよう。 なお、ミニ三脚などで持ち手を付けると格段に撮りやすくなるのでオススメ。ハンドルを回すともれなく手ブレするのがかなり抑えられる。 LomoKinoの撮影スタイルは2通り その1 ファインダーを覗き込む それでは詳しい撮り方を見ていこう。 その1・ファインダーを覗き込んで撮るパターン。上部に畳まれている金属パーツがファインダーだ。すぐ横に出ている小さなつまみを前へスライドすると、パカッと2個のパーツが立ち上がる。 ここに後ろ側から目を近づけて覗き、左手で本体を支え、右手で巻き上げレバーをカリカリ回していく。撮る姿はまるで往年の映画監督のようになる。その姿もまた絵になるので、誰かに撮影してもらいたくなるかも。 その2 スポーツファインダー ファインダーを成す2個の金属パーツのうち、後ろ側の1個だけを倒して畳んでしまおう。これでスポーツファインダーになる。 スポーツファインダーは、犬や船など動く物を追いかける撮影に向いている。 写真で、前側のパーツの枠内に小さく手が映っているのがわかるだろうか。この小さなガラスのスクリーンに映る映像を見ながら、大体の構図をとらえて撮影するスタイルだ。 小さいので離れすぎるとよくわからなくなるが、目を近づける必要がないので大きく状況を捉えられる。 ファインダーで注意すること なお、いずれのスタイルでもファインダーは大体の目安でしかない。フィルムに撮影しているレンズそのものとファインダーとの間には、多かれ少なかれズレが生じる。 具体的に言うと、目では見えていたはずの画面の端が撮影された映像では入りきっていなかった…ということもありうる。どうしても映像にとらえておきたい被写体は、真ん中付近に配置すると良い。 LomoKinoで撮影しよう ぐるぐる回すだけ 撮影作業自体はとてもシンプル。本体右側のレバーをぐるぐる右回しするだけだ。 前述の撮影スタイルその1かその2で構図と被写体を捉えながら、本体を左手でがっちり構えて右手で回そう。回すと1コマ撮影ごとにカリッと鳴る。連続して回すとカリッカリッカリッと鳴り、どんどんコマが撮影されてフィルムも送られていく。 注意:回すのが速過ぎると失敗しやすい! 撮影作業自体は簡単だが、重要なのはカリカリ回すスピードだ。とにかく、速過ぎると失敗の元になり、コマ間が異常に空いたり、うまくフィルム送りできずコマが重なったりしてしまう。落ち着いて撮ろう。 一般的な映画やアニメ等は1秒間に24コマというものすごいハイペースでフィルムが回るものだが、ロモキノはもっとずっと遅いペースで撮るカメラだ。速さの限界は具体的には1秒間に1カリか2カリくらいのペース。BPMで言うと80BPMくらいだろうか。エモく言うと心臓の脈拍くらいのペースになる。タン、 タン、  タン、  タン、 という感じで、気持ちゆっくりいこう。 なお、遅く回すぶんにはいくら遅くても失敗の原因にはならない。極端な話、カリッと1コマずつ、バラバラに撮ることもできる。 絞り設定は[F5.6][F8][F11]の三択 スイッチ切り替え ロモキノには明るさ設定があり2枚羽根の絞り機能が搭載されている。本体手前の[5.6〜8〜11]というスライドスイッチでF値を切り替え可能。 場の明るさで使い分けよう 「曇り〜晴れ→ 5.6」 「晴れ〜快晴→ 8」 「快晴や海辺・雪山など眩しいくらいの場所→ 11」 目的で使い分けよう 人物や近くのものは5.6か8でなるべく明るく撮影し、遠景までキリッと写したい時は11にしよう。 上記の「場の明るさ」とこの「目的」では、「場の明るさ」のほうが数値が優先になる。 ただ、フィルムにISO400か800を使っていれば絞りにあまり細かく気を遣う必要はない。手に入りやすさでは400がおすすめ。 ISO100と200はロモキノのレンズには暗すぎて、撮影に失敗することが多い(ほとんど写っていない)。どうしてもそれしか手元にない時は、屋外かつ晴れの時のみ撮影しよう。 室内撮影は日差しの入る窓際までOK 基本的に屋内はNG 室内撮影もロモキノには難しい。直射日光が差し込むくらいの窓辺付近に限れば、室内でも絞り5.6でギリギリいけるだろう。日光は私達が思っている以上にとても強い。 しかし、一般的な照明器具の光はそれと比べると貧弱すぎる。室内撮影は基本的に無理だと思った方がいい。人の目には十分な明るさで、暗所に強いデジカメなら難なく写るような場所でも、ロモキノのレンズにとっては暗すぎてまったく撮れない。 例外として、スタジオ照明のような強烈に明るい光源を用意した室内でなら、撮影は可能だ。 撮影可能な距離は1m~無限遠 接写ボタンを押せば最短0.6mまでOK 撮影距離正面レンズ横に「CLOSE-UP 0.6M」というボタンがある。これが、クローズアップ撮影(接写)をしたい時に押し込むボタンだ。撮る間は押し込み続けている必要がある。一回押すと切り替わるとかではないので注意。 なお、クローズアップ(接近)と言っても、書いてあるとおり0.6mでつまり最短60cmまで。それ以上被写体ににじりよると、ぼやけて写る。人物や小さいものを撮影しようとしているとつい60cmよりも近づきすぎることが多い。気をつけよう。 普段、ボタンを押していない時の最短撮影距離は1mから。被写体とは1m以上離れていればOK。最長のほうは限界はなく、無限遠までOKのパンフォーカスだ。 ロモキノにピント合わせはない […]

Lomography Lomokino Super 35 その1 フィルムの入れ方編

レトロなアナログムービーカメラ! ◇Lomography公式サイト https://shop.lomography.com/jp/cameras/lomokino-family/lomokino-1134 2011年発売。一般的な135mmフィルムを使用して、最大144フレームを撮影可能。 Lo-fiなエフェクト満載の、動画のように写真が撮れる類を見ないカメラ。 三脚穴に三脚を取り付けて安定した本格的な撮影もできるし、ホットシューにフラッシュを接続してフラッシュ撮影もできる。 ロモキノを何に使う? スマホでは切り取れない連続した世界。中央部は明るく鮮明に、周辺部は暗く曖昧に映す独特なアナログ感満載のレンズ。この事を頭に入れて動きの有るものをフィルムに焼き付けよう! 最大の特徴は、やはりどんな135mmフィルムでも使用可能なところだ。さまざまなカラーネガフィルムは言うに及ばず、クロスプロセスフィルムやレッドスケールも、クラシックなモノクロフィルムも使える。 露出設定に気を使う必要があるが、ポジフィルムも出来上がりが美しい。フィルムそのものが世界に二つとない作品となる。 歴史あるこれらのフィルムが映し出す独特な世界の色味は、画一的なデジタルとは段違いに深い。利便性ならスマホやデジタルビデオカメラ、映像美とアナログ感ある手触りを楽しむならロモキノと、使い分けるのが理想的だ。 唯一無二のこのカメラ、あなたのアイディア次第で可能性は無限です。 使用フィルムの選び方 ISOは400がお勧め! フィルムはネガフィルムの通常使用だとISO400がオススメ。 日陰など暗めな場所ならISO800 快晴の海辺や雪山や屋外のように太陽光が強烈な場所はISO100か200を使おう。 ロモキノの裏蓋の開け方 プラスチック製の軽い本体は扱いも簡単だ。 本体両側面にあるボタンを、同時に両側とも押すと、パカンと真っ二つに分かれる。本体下にも爪があるので下側を少し押す気味にすると開けやすい。 後ろ半身には上と下にフィルムの入る部屋があり、上のほうにフィルムのパトローネ(金属筒部分)が収まる。 ロモキノのフィルムの入れ方 慣れれば簡単 フィルム装填はまず後ろ側の半身を使っていこう。 左側面の小さな巻き戻しクランクを立ち上げて、ゆっくり回しながら引っ張り上げる。どこかでカコン! と根元が一段持ち上がるはずだ。引き上げるための力をぐっと入れつつ、しかしあまり勢いなどはつけないで、丁寧に引っ張りながら回すのがコツ。無理にやりすぎるとプラスチックなので壊れる可能性もあるので丁寧に! まずパトローネからフィルム(茶色で薄くて伸びている部分)を少しだけ引き出しておく。 そして写真のようにフィルム先端をバーの下にくぐらせて、上の部屋にフィルムパトローネをスッポリと収める。 フィルムを少し引き出して伸ばす。 フィルムの先端を下の部屋の中心にある軸の、狭い隙間にしっかり差し込む。 写真では少々わかりづらいが、軸自体に隙間がある。 巻き上げクランクを1〜2回ほど右回転してみる。フィルムがうまく軸に巻き取られていけばOK。 巻き取られず先端が外れてしまう場合は、軸の隙間にしっかり差し込み直してみよう。 無事巻き取られているようなら蓋をしよう。 この時フィルムがピタッと張らず、少したわんだ感じのままになるが仕様なので大丈夫(説明書にも書いてある)。蓋をすれば圧着される。 はじめに分割した前半身をパチンとはめ込む。 しっかり合体したら、右側の大きい巻き上げクランクの方を少しカリカリ巻いてみよう。 しばらく巻いているうちに左側の小さい巻き戻しクランクも連動して回り始めるようならOK。フィルムがちゃんと巻き上がっている証拠だ。これで撮影準備が完了! (もしも動かなかったらフィルムが巻き上げられていないということなので、フィルムの先端を下の部屋の軸に差し込むあたりからやり直し) ロモキノで撮影しよう シャッターボタンはない! ロモキノはフィルム巻き上げクランクとシャッターとが一体化している。よって普通のカメラにあるようなシャッターボタンというものは存在しない。巻き上げるのと同時にどんどんシャッターが切られていく仕組みになっている。 端的に言えば、撮りたい物の前でとにかく巻き上げクランクをぐるぐる巻いていくだけになる。 詳しい撮影の仕方はその2へつづく。 ロモキノのフィルム残量の見方 アナログなフィルム残量計 左側面下にFULL-EMPTYと書かれた窓がある。撮影すると右側の白い残量バーが減っていき(左から次第に赤いバーが伸びていくようにも見える)、白い残量がなくなって全体が赤くなるとフィルムの撮り終わり。 なお、フィルムを装填したばかりでまだ撮っていない時でも、全体が真っ白ではなく左端に若干赤い部分がある。特に動作不良ではなく、そういう仕様である様子。 とびだす警告板 残りフィルムがなくなると、上部に小さな赤い板のような警告板が突き出てくる。 こちらは撮影途中でも目立つ位置なので気づきやすい。