Lomography LomoKino Super 35 ロモキノ その3 フィルム取り出し編

撮り終わったらフィルムを巻き上げること 撮り終わりサインを確認しよう ロモキノは公称で36枚撮りフィルムを使って144コマの撮影ができる。撮り終わりが近づくと、上のファインダー横、ホットシュー手前に赤い板が突き出してくる。 また、左側面にあるメーターでも残りフィルム量を表示している。撮っていくとだんだん白いバーが少なくなっていく(赤いバーが伸びていくようにも見える)全体が赤くなる頃に撮り終わり。 巻き上げクランクが急に重くなったら撮影できるのはそこまで、それ以上無理に回しても重ね撮りになってしまう、若しくは最悪の場合フィルムが千切れてしまうので速やかに撮影終了。巻き戻していこう。 フィルムの巻き戻し手順 巻き戻しレバーを起こす 巻き戻しレバーが左側面に畳まれている。爪先で引っ掛けて引き起こそう。 表面に矢印が描いてある通り、右回しにぐるぐると回す。小さなプラスチックパーツなので丁寧に回していこう。あまり素早く乱雑に回してしまうと、フィルムがちぎれる危険も出てくる。 しばらく回して、どこかでカクッと手応えが変わって軽くなったら巻き取り終わり。念のためもう5回くらい回しておくと良い。 両側面のボタンを同時に押さえながら、本体を前半分と後ろ半分に分けるように開ける。 このようにフィルムがすべてパトローネ内に巻き取られていればOK。茶色のフィルムが見当たらなければよい。 万が一うっかりまだフィルムが出たままだった時は、急いで蓋を閉めて、巻き上げの続きを行うこと。 撮り終わったフィルムの取り出し 巻き戻しレバーをつかんで、ゆっくり回しながら上へと少し力を込めて引き出す。フィルムを入れた時と同じ要領。プラスチックパーツを壊さないよう丁寧に作業しよう。 うまくすれば全体がカコンと一段外へ飛び出る。 巻き戻しレバーでパトローネ端がロックされていたのが外れて、取り出せるようになる。 取り出したフィルムは早速フォトデポ彩色兼美の郵送フィルム現像コースへどうぞ! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23358302 フィルム巻き戻しはもっと楽にできる!? 指の痛さを緩和する救世主が降臨 ところでロモキノをはじめ、プラスチックトイカメラの巻き戻しレバーというのは総じて小さい。指の太い男性や、細かい作業が苦手な人には、苦労が大きいところがある。 そんなあなたに朗報、これが秘密兵器「巻上快速」。一見フィルムケースのようだが、穴が空いている。 これをこのように装着して… ぐるぐるぐるぐる! 全く指を痛めることなく、安定して軽快に巻き上げることができる。 蓋のほうも小型ながら同様に使うことができる。 どこで売ってるの? 「巻上快速」は現在非売品となっている。 ただし、当店フォトデポ彩色兼美でロモキノ本体をご購入いただいたり、ロモキノの郵送フィルム現像をご注文いただいたりしたお客様には無料でプレゼントしている。 こんなものが? と思われてしまうかもしれないが、一度使ってみれば便利さがご理解いただけると思う。例えて言うならば、シャープペンシルの芯だけで字を書いていたところに、シャープペンシルの外装部分を手に入れたくらいの違いがある。 巻き戻しの苦労や指の痛みを回避し、少しでも楽に気軽にロモキノライフを送ってもらいたい。 ロモキノ本体のご購入はこちら! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23142369 ロモキノで撮影したフィルムの現像はこちら! https://saisyokudepo.theshop.jp/items/23142369

Lomography Lomokino Super 35 ロモキノ その2 撮影編

LomoKinoで撮影したい! 屋外へGO! まずは失敗の少ない昼間の屋外に出て、好きなものを撮ってみよう。 動く物は定点撮影で、横振りくらいのカメラ移動。動かない物は左右上下前後にカメラを動かして、自分も移動して撮影。車や船など移動体に乗って撮るのもいい。遊び方は無限大なので、いろいろ実験してみよう。 なお、ミニ三脚などで持ち手を付けると格段に撮りやすくなるのでオススメ。ハンドルを回すともれなく手ブレするのがかなり抑えられる。 LomoKinoの撮影スタイルは2通り その1 ファインダーを覗き込む それでは詳しい撮り方を見ていこう。 その1・ファインダーを覗き込んで撮るパターン。上部に畳まれている金属パーツがファインダーだ。すぐ横に出ている小さなつまみを前へスライドすると、パカッと2個のパーツが立ち上がる。 ここに後ろ側から目を近づけて覗き、左手で本体を支え、右手で巻き上げレバーをカリカリ回していく。撮る姿はまるで往年の映画監督のようになる。その姿もまた絵になるので、誰かに撮影してもらいたくなるかも。 その2 スポーツファインダー ファインダーを成す2個の金属パーツのうち、後ろ側の1個だけを倒して畳んでしまおう。これでスポーツファインダーになる。 スポーツファインダーは、犬や船など動く物を追いかける撮影に向いている。 写真で、前側のパーツの枠内に小さく手が映っているのがわかるだろうか。この小さなガラスのスクリーンに映る映像を見ながら、大体の構図をとらえて撮影するスタイルだ。 小さいので離れすぎるとよくわからなくなるが、目を近づける必要がないので大きく状況を捉えられる。 ファインダーで注意すること なお、いずれのスタイルでもファインダーは大体の目安でしかない。フィルムに撮影しているレンズそのものとファインダーとの間には、多かれ少なかれズレが生じる。 具体的に言うと、目では見えていたはずの画面の端が撮影された映像では入りきっていなかった…ということもありうる。どうしても映像にとらえておきたい被写体は、真ん中付近に配置すると良い。 LomoKinoで撮影しよう ぐるぐる回すだけ 撮影作業自体はとてもシンプル。本体右側のレバーをぐるぐる右回しするだけだ。 前述の撮影スタイルその1かその2で構図と被写体を捉えながら、本体を左手でがっちり構えて右手で回そう。回すと1コマ撮影ごとにカリッと鳴る。連続して回すとカリッカリッカリッと鳴り、どんどんコマが撮影されてフィルムも送られていく。 注意:回すのが速過ぎると失敗しやすい! 撮影作業自体は簡単だが、重要なのはカリカリ回すスピードだ。とにかく、速過ぎると失敗の元になり、コマ間が異常に空いたり、うまくフィルム送りできずコマが重なったりしてしまう。落ち着いて撮ろう。 一般的な映画やアニメ等は1秒間に24コマというものすごいハイペースでフィルムが回るものだが、ロモキノはもっとずっと遅いペースで撮るカメラだ。速さの限界は具体的には1秒間に1カリか2カリくらいのペース。BPMで言うと80BPMくらいだろうか。エモく言うと心臓の脈拍くらいのペースになる。タン、 タン、  タン、  タン、 という感じで、気持ちゆっくりいこう。 なお、遅く回すぶんにはいくら遅くても失敗の原因にはならない。極端な話、カリッと1コマずつ、バラバラに撮ることもできる。 絞り設定は[F5.6][F8][F11]の三択 スイッチ切り替え ロモキノには明るさ設定があり2枚羽根の絞り機能が搭載されている。本体手前の[5.6〜8〜11]というスライドスイッチでF値を切り替え可能。 場の明るさで使い分けよう 「曇り〜晴れ→ 5.6」 「晴れ〜快晴→ 8」 「快晴や海辺・雪山など眩しいくらいの場所→ 11」 目的で使い分けよう 人物や近くのものは5.6か8でなるべく明るく撮影し、遠景までキリッと写したい時は11にしよう。 上記の「場の明るさ」とこの「目的」では、「場の明るさ」のほうが数値が優先になる。 ただ、フィルムにISO400か800を使っていれば絞りにあまり細かく気を遣う必要はない。手に入りやすさでは400がおすすめ。 ISO100と200はロモキノのレンズには暗すぎて、撮影に失敗することが多い(ほとんど写っていない)。どうしてもそれしか手元にない時は、屋外かつ晴れの時のみ撮影しよう。 室内撮影は日差しの入る窓際までOK 基本的に屋内はNG 室内撮影もロモキノには難しい。直射日光が差し込むくらいの窓辺付近に限れば、室内でも絞り5.6でギリギリいけるだろう。日光は私達が思っている以上にとても強い。 しかし、一般的な照明器具の光はそれと比べると貧弱すぎる。室内撮影は基本的に無理だと思った方がいい。人の目には十分な明るさで、暗所に強いデジカメなら難なく写るような場所でも、ロモキノのレンズにとっては暗すぎてまったく撮れない。 例外として、スタジオ照明のような強烈に明るい光源を用意した室内でなら、撮影は可能だ。 撮影可能な距離は1m~無限遠 接写ボタンを押せば最短0.6mまでOK 撮影距離正面レンズ横に「CLOSE-UP 0.6M」というボタンがある。これが、クローズアップ撮影(接写)をしたい時に押し込むボタンだ。撮る間は押し込み続けている必要がある。一回押すと切り替わるとかではないので注意。 なお、クローズアップ(接近)と言っても、書いてあるとおり0.6mでつまり最短60cmまで。それ以上被写体ににじりよると、ぼやけて写る。人物や小さいものを撮影しようとしているとつい60cmよりも近づきすぎることが多い。気をつけよう。 普段、ボタンを押していない時の最短撮影距離は1mから。被写体とは1m以上離れていればOK。最長のほうは限界はなく、無限遠までOKのパンフォーカスだ。 ロモキノにピント合わせはない […]

Lomography Lomokino Super 35 ロモキノ その1 フィルムの入れ方編

レトロなアナログムービーカメラ! ◇Lomography公式サイト https://shop.lomography.com/jp/cameras/lomokino-family/lomokino-1134 2011年発売。一般的な135mmフィルムを使用して、最大144フレームを撮影可能。 Lo-fiなエフェクト満載の、動画のように写真が撮れる類を見ないカメラ。 三脚穴に三脚を取り付けて安定した本格的な撮影もできるし、ホットシューにフラッシュを接続してフラッシュ撮影もできる。 ロモキノを何に使う? スマホでは切り取れない連続した世界。中央部は明るく鮮明に、周辺部は暗く曖昧に映す独特なアナログ感満載のレンズ。この事を頭に入れて動きの有るものをフィルムに焼き付けよう! 最大の特徴は、やはりどんな135mmフィルムでも使用可能なところだ。さまざまなカラーネガフィルムは言うに及ばず、クロスプロセスフィルムやレッドスケールも、クラシックなモノクロフィルムも使える。 露出設定に気を使う必要があるが、ポジフィルムも出来上がりが美しい。フィルムそのものが世界に二つとない作品となる。 歴史あるこれらのフィルムが映し出す独特な世界の色味は、画一的なデジタルとは段違いに深い。利便性ならスマホやデジタルビデオカメラ、映像美とアナログ感ある手触りを楽しむならロモキノと、使い分けるのが理想的だ。 唯一無二のこのカメラ、あなたのアイディア次第で可能性は無限です。 使用フィルムの選び方 ISOは400がお勧め! フィルムはネガフィルムの通常使用だとISO400がオススメ。 日陰など暗めな場所ならISO800 快晴の海辺や雪山や屋外のように太陽光が強烈な場所はISO100か200を使おう。 ロモキノの裏蓋の開け方 プラスチック製の軽い本体は扱いも簡単だ。 本体両側面にあるボタンを、同時に両側とも押すと、パカンと真っ二つに分かれる。本体下にも爪があるので下側を少し押す気味にすると開けやすい。 後ろ半身には上と下にフィルムの入る部屋があり、上のほうにフィルムのパトローネ(金属筒部分)が収まる。 ロモキノのフィルムの入れ方 慣れれば簡単 フィルム装填はまず後ろ側の半身を使っていこう。 左側面の小さな巻き戻しクランクを立ち上げて、ゆっくり回しながら引っ張り上げる。どこかでカコン! と根元が一段持ち上がるはずだ。引き上げるための力をぐっと入れつつ、しかしあまり勢いなどはつけないで、丁寧に引っ張りながら回すのがコツ。無理にやりすぎるとプラスチックなので壊れる可能性もあるので丁寧に! まずパトローネからフィルム(茶色で薄くて伸びている部分)を少しだけ引き出しておく。 そして写真のようにフィルム先端をバーの下にくぐらせて、上の部屋にフィルムパトローネをスッポリと収める。 フィルムを少し引き出して伸ばす。 フィルムの先端を下の部屋の中心にある軸の、狭い隙間にしっかり差し込む。 写真では少々わかりづらいが、軸自体に隙間がある。 巻き上げクランクを1〜2回ほど右回転してみる。フィルムがうまく軸に巻き取られていけばOK。 巻き取られず先端が外れてしまう場合は、軸の隙間にしっかり差し込み直してみよう。 無事巻き取られているようなら蓋をしよう。 この時フィルムがピタッと張らず、少したわんだ感じのままになるが仕様なので大丈夫(説明書にも書いてある)。蓋をすれば圧着される。 はじめに分割した前半身をパチンとはめ込む。 しっかり合体したら、右側の大きい巻き上げクランクの方を少しカリカリ巻いてみよう。 しばらく巻いているうちに左側の小さい巻き戻しクランクも連動して回り始めるようならOK。フィルムがちゃんと巻き上がっている証拠だ。これで撮影準備が完了! (もしも動かなかったらフィルムが巻き上げられていないということなので、フィルムの先端を下の部屋の軸に差し込むあたりからやり直し) ロモキノで撮影しよう シャッターボタンはない! ロモキノはフィルム巻き上げクランクとシャッターとが一体化している。よって普通のカメラにあるようなシャッターボタンというものは存在しない。巻き上げるのと同時にどんどんシャッターが切られていく仕組みになっている。 端的に言えば、撮りたい物の前でとにかく巻き上げクランクをぐるぐる巻いていくだけになる。 詳しい撮影の仕方はその2へつづく。 ロモキノのフィルム残量の見方 アナログなフィルム残量計 左側面下にFULL-EMPTYと書かれた窓がある。撮影すると右側の白い残量バーが減っていき(左から次第に赤いバーが伸びていくようにも見える)、白い残量がなくなって全体が赤くなるとフィルムの撮り終わり。 なお、フィルムを装填したばかりでまだ撮っていない時でも、全体が真っ白ではなく左端に若干赤い部分がある。特に動作不良ではなく、そういう仕様である様子。 とびだす警告板 残りフィルムがなくなると、上部に小さな赤い板のような警告板が突き出てくる。 こちらは撮影途中でも目立つ位置なので気づきやすい。

OLYMPUS PEN EE-2, EE-3 その2 撮影編

ハーフカメラで撮影したい! PENを使いこなそう PENは基本的には「シャッターを押せば写る」という非常にシンプルなカメラで、ピント合わせもない。とても扱いやすいカメラだが、使い方のポイントについて詳しく見ていこう。 さらに、OLYMPUS PENシリーズは小さくて可愛らしいフォルムを持ちながらもフラッシュを使用することができる。 詳しい内容は下へどうぞ。 最短撮影距離は1.5mから、最長はどこまでも まず、被写体にピントの合う範囲は1.5m~∞無限遠まで。最短距離が1.5mと少し離れたところからスタートなので、そこだけは注意。 小さな被写体にはつい近づきがちになってしまう。左は失敗例だが、撮りたかった犬の顔にはピントが合わず、足元や背景にピントが合っている。 両腕を広げたくらいの距離を取る、毎回一歩後ろに離れる、などの工夫をしてピンボケ写真を回避しよう。 縦型ビューファインダーで撮影しよう ファインダーで構図を決める ハーフカメラの一番の特徴はファインダーが縦型であること。一般的なカメラでは横型。慣れるとハーフの横幅の短さは撮りやすく感じられる。 ビューファインダーを目に近づけて覗き込み、撮りたい範囲を決めよう。 なお、ビューファインダーから見える景色とレンズから写る景色はそれぞれ独立している。この点では一眼レフのファインダーとは異なる。 薄暗いと「赤ベロ」が出る 撮影に適さない暗さの場所でシャッターを押すと、ファインダー内に通称「赤ベロ」と呼ばれる警告板が出てきてシャッターが押し込めなくなる。真っ暗な失敗写真を撮らないための予防機能がある。 その際は明るい場所へ移動して撮影しよう。 撮影のキホン「脇を締めて」 いざ、シャッターを切る前に…! よく言われるように「両脇を締めて」シャッターボタンを押そう。腕が体から離れて伸びていると、どうしてもグラグラしてしまい手ブレが起こりやすい。撮影に夢中になっていると忘れがちなので注意しよう。 足元にも気をつけ、しっかりと両足で踏ん張り、安定して立つようにしよう。 特に、少し薄暗い場所では手ブレが起こりやすくなるので、意識してがっちりカメラを支えてほしい。 いざ、シャッターを切ろう! 以上、大丈夫ならば思い切ってシャッターボタンを押し込もう。とても小さなシャッター音がするはず。明るさによりシャッタースピードは自動的に変化するので、明るい場所ではおおむねカシャッと短い音、暗い場所では少しゆっくりなカシャリとした音になる。 そして、次に撮影する時はまたフィルム巻き上げダイアルを止まるところまで回す。そうしたらシャッターボタンを押す。この繰り返しでOK。24枚撮りフィルムなら48枚、36枚撮りフィルムならなんと72枚まで撮れる。 フラッシュの使い方 付け方は2通り 通常は上部の「ホットシュー」にスライドしてがっちり装着するクリップオンで! シンクロコードを使ってのフラッシュ撮影も可能。 「GN14専用フラッシュマチック機構」とは!? EE-3には「GN14専用フラッシュマチック機構」がある。まずGNとはガイドナンバーの略で、フラッシュには光の強さによって等級の区分があり、ガイドナンバーで振り分けられている。 この機構は「ISO100のフィルムを入れて、GN14のストロボを使用するとき、『カメラから被写体までの距離』と『レンズ周りのオレンジ色の距離を示す数値』を合わせれば、適正な明るさで撮影できる」という仕組み。 フラッシュを使うと室内撮影もできる。また、屋外で被写体が逆光になる時でも陰に光を当てることができ、撮影の幅が広がる。ストロボを手に入れて有効活用していきたい。 なお、オレンジ色の文字に設定している間は、内蔵セレン露出計の自動測光が行われない。なんらかの理由で露出の値を固定して撮りたい時などにも有効。 フィルムの巻き戻し方 あわてて開けないで フィルムカウンターが48枚や72枚に到達し、フィルムが終わりになると巻き上げダイヤルが回らず巻き上げができなくなる。つい急いでいきなり開けたりしないように。 落ち着いて、フィルムを巻き戻していこう。 底に小さいボタンがある。これが巻き戻しロック解除ボタンだ。 指でボタンを押し込むと、ロックが解除される。 フィルムを巻き戻そう 巻き戻しレバーを起こす。あとは巻き戻しレバーをぐるぐると右回しに巻いていけば、撮影に使われたフィルムがパトローネ内に巻き取られていく。あまり回転が早すぎるとフィルムを傷めるので少し丁寧に回そう。 フィルムを巻き取りきるとどこかでカクッと急に手応えが軽くなる。それでも念のためもう2,3回は巻いておこう。先ほどまでの手応えの重さと今の軽さの違いが確認できたら、ここで初めて裏蓋を開ける。 フィルムを入れた時と同様に、左側面下のツメを引き出す。本体裏蓋ロックが解除される。 この時、開けた際に茶色のフィルム部分がまだ外に出ている状態だったら場合、直ぐに裏蓋を閉める。兎に角閉める!光が被った部分は感光しダメになってしまうので、被害を最小限に抑える事が最優先。そして巻き戻し作業に戻る。 こんな感じで、パトローネだけがあって、フィルムは外に出ていない状態になっていればOK。パトローネ取り出しを進めよう。 パトローネの取り出しは、また巻き戻しレバーを若干回しながら引き上げれば、レバー全体が持ち上がる。固定されていたパトローネが外れ、カメラから取り出せる。 撮影済みのフィルムを現像に出そう! フォトデポ彩色兼美のフィルム郵送現像がおすすめ 撮影が済んだフィルムは写真店に現像を頼もう。フォトデポ彩色兼美への郵送手順は下へどうぞ。 【フィルム郵送現像をご注文の方】梱包&郵送の説明はこちら!

OLYMPUS PEN EE-2, EE-3 その1 フィルムの入れ方編

ワンボタンで綺麗に撮れちゃうハーフカメラ 1968年EE-2、1973年EE-3発売。初代OLYMPUS PENが1959年に発売されたあともPENシリーズは改良が進み、より簡単に撮影できるフィルムカメラが開発された。まさに、押すだけでピントも露出も合った写真が撮れるカメラだ。 EE-2とEE-3との違いは、後者にフラッシュマチック機構が追加されたという点。フラッシュ使用撮影時に絞りの自動調節が行われる。 PEN EE-2, EE-3の裏蓋の開け方 裏蓋を開ける前に 必ず確認。フィルムがそもそも入れっぱなしではないか。巻き戻しクランクを立上げ、そっと右回し。手応えが特になく回せればOK。 もしも手応えがあって回せなかったらフィルムがまだ入っているので開けてはダメ! 撮り終えてから巻き戻そう。 裏蓋のロックの開け方 左横下に小さな引き出し式ロックがあるので、爪先などで下へ引く。ロックが解除されて裏蓋が開くようになる。 裏蓋が右に横開きする。 EE-2, EE-3のフィルムの入れ方 フィルムの持ち方確認 フィルムを扱う際は、金属製パトローネ本体を持つように。 フィルム先端をつかんでぶら下げない。巻いてある中身が飛び出してしまう。 巻き戻しクランクの引き上げ 巻き戻しクランクを起こして立て、一段上に引き上げる。ゆっくりと右に回しながら引っ張ると上がりやすい。 フィルムの装填 フィルムを上下逆さまの向きで、左の空間に塡め込む。 巻き戻しクランクを下に押し込んで、フィルムパトローネを固定する。溝と溝が合っていれば簡単に押し込める。合っていないときは巻き戻しクランクを少しだけ回してずらす。 立ち上げてあった巻き戻しクランクは倒して、はじめの状態に戻す。 巻き取り側の空間のスプール(軸)に、タテに隙間があるのを確認しよう。フィルム先端を少し引き出して、スプールの隙間にかませる。 フィルム巻き上げダイアルを右へ送るように回す。画像では右手親指の下にある。止まるまで回したら、一回シャッターボタンをカチリと押す。 フィルムがスプールに巻き取られているかよく見て確認しよう。もしもフィルム先端が外れてしまったら、かませるところからやり直し。 大丈夫なら裏蓋を閉める。パチンと閉まってロックがかかるのを確認すること。半閉じ注意! もう一度巻き上げダイアルを回す。この時左の巻き戻しクランク側が連動して左回りするか見て確認すること。回っていればOK。止まるところまで回す。止まったらまた、一回シャッターボタンをカチリと押す。 フィルム感度を設定しよう ISO400のフィルムを入れた時は、レンズ周りのダイアルを白文字のASA「400」が真上に来るように回す。OLYMPUS-PENのロゴ文字のハイフン下にある小さな突起に合わせよう。200なら「200」、100なら「100」だ。 これで撮影準備が終了! http://camera.saisyokukenbi.com/2020/02/25/olympus-pen-ee-2,-ee-3-その2-撮影編/